2001年8月2日 8:22 - 秋田県大潟村ソーラースポーツライン

その朝になっても整備は続いていた。再車検開始まであと1時間を切っている。予想もしなかった大雨による通行止めの影響で秋田に到着したのは昨日のお昼前。結局最終準備が間に合わず、昨日の車検では全ての項目をクリアできずに、恥ずかしながら本日の再車検になってしまった。
現在現地入りしているメンバーは、池上さん、海ちゃん、僕の3人だけ。社会人が増える一方で、早くから大会に参加できるメンバーが少ないTJYでは、車検時のマンパワー不足が悩みの種だ。ともかく、あと数時間の間踏ん張りさえすれば第2陣が到着してTJYのピットも騒がしくなるだろう。
僕は、やっと終えたウィンカー回路の配線をチェックしてスイッチを入れた。「OKだよ。」と、カウルの向こうから海ちゃんの声が聞こえて一安心。これで電装系のチェックは完了。池上さんは急遽搭載することになったキャパシタの配線をもうすぐ終えるところだ。なんとか再車検には間に合いそうだった。
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そんなこんなで、無事に車検をクリア。あとは本日のメインイベント、タイムトライアルを残すのみ。 |
今朝、第2陣で到着した堺さん。ミツバさんに最終調整してもらったモータから速度計測用の出力ケーブルが出ていなかったので急遽作成中。 |
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準備を整え、タイムトライアル会場へ。タイムトライアルはいわゆるゼロヨンレース。静止状態から加速して400mを走るのにかかった時間でレース本番のグリッドが決まる。モーターの加速性能が鍵となる。今回使用するミツバDDモーターでの加速はぶっつけ本番。加速時の大電流でコントローラが焼けなければよいが・・・。 |
今回も古河電池専属ボランティア(?)のTJY2代目代表。 |
![]() 写真をクリックすると動画でご覧いただけます。 (MPEG-4, 69.5kbytes) |
ガメラがラインに並び、スタートを待つ。フラッグが振られ、ガメラはゆっくりと加速を開始する。しかし、思ったよりスピードが伸びずに途中で減速してしまう。「トラブルか?」と不安が胸をよぎったところで再び加速を開始し、今度こそ順調に加速してガメラはコース上に小さくなっていった。
どうやら、池上さんが慎重に加速させすぎたあまり、「モーターが最初に2回転する間にスロットル入力に変化が無ければモーターを停止させる」という安全装置が働いてしまったらしい。暴走事故を防ぐために池上さん自身が注文して追加してもらった機能なのだが、これが仇となってしまった。
それでも結果は35秒762で59台中15位。レースに「たら、れば」はないが、安全装置に引っかかっていなければ、かなりいい線にいっていたはずだ。モーターにも特に以上はなく、以前使っていたモーターよりスムーズに加速できるとのこと。謎の動作停止を起こすトラッカーや、いまいち発電しない太陽電池など、不安要素はまだまだあるが、これで3日間のレースを生き残るしかない。
朝のうち晴れていた空は、いつの間にか一面の雲に覆われて今にも泣き出しそう。予報によると明日、明後日と雨となる可能性が大きく、天気が回復するのはそれ以降だそうだ。例年にない初日からの悪天候。難しいレース展開になりそうだ。僕はピットに戻って明日の作戦を練ることにした。