Making of Leidenschaft98 Part4

Leidenschaft98(仮称)製作リポート - 積層の夕べ大岡山編

秋田県大潟村ではスーパーでんち君のV2でワールド・エコノ・ムーブが幕を閉じ、ソーラースポーツラインにいつもの静けさが戻ったころ、そこから600Km離れた東京都大岡山では、3ヶ月後のW.S.R.を目指してMeisterの新型車両の製作が着々と進んでいた・・・

 連休最終日、5月5日の夕方、大岡山にあるMeister倉庫にはゲルコートを塗り終えた巨大なアンダーカウルの雄型が横たわっていた。
 予定より1ヶ月以上遅れた Leidenschaft98 のカウル積層が、今始まった・・・。

 積層準備中。まずは必要な分量のチョップマットをカットする。
 これにポリエステル樹脂を染み込ませて硬化させる。
 6m x 2m、レギュレーションぎりぎりの大きさの巨大な雄型がゲルコート塗りを終えて、積層を待つ。
 午後6時15分、積層開始。まずは雄型全体に樹脂を塗る。
 中央の人が入っている穴はリア・サスペンションが入る部分。
 チョップマットを次々と敷き詰めて樹脂を塗ってゆく・・・。
 倉庫内には鼻をつくポリエステル樹脂の匂いが立ち込めてくる。


 樹脂作り担当の代表榎本。ねじり鉢巻をしめて「あらよっ」
 硬化用の触媒をスポイトでたらして・・・


 しゃもじ(笑)でよく混ぜる。「基本は右に50回、左に50回」
 「あいよっ!! 樹脂一丁、おまちどう!!」

 こちらはクロス置き部隊。準備しておいたチョップマットを次々と運んでは雄型においていく。
 空力班以外にも車班からも応援が加わり、10人を超えるメンバーで巨大な雌型が積層されていく・・・。

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 午後10時過ぎ、樹脂の匂いにメンバーの鼻が麻痺してきたころ、何とか積層が終了・・・。

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