5月30日、雌型の脱型が完了してから3週間・・・。Meister倉庫ではこの3週間の間、主任・林を筆頭とする空力班の手によって念入りに磨き上げられた雌型が羽化の瞬間を今や遅しと待っていた・・・。
自分の顔が映るまでに磨き上げられた雌型。ここまでこぎつけるのにかかった時間といったら・・・。 すでに前日の内にワックスがかけられ、後は積層するのみ。 | |
今回初の試み、6mx2mの巨大なカウルを真空引きするために真空ポンプの準備中。 | |
こちらは真空引き用のフィルムの準備。フィルムをブチルゴムテープで丹念につなぎ合わせて、カウル全体を覆える大きさにする。 | |
雌型には積層する前に離型用のPVA(ポリビニルアルコール)を塗っておく。これをしておかないと、うまく離型することができないので念入りに・・・。 | |
倉庫の外ではカーボンクロスを切断中。あらかじめ大きさを計算して、必要な量を切り出して準備しておく。 積層を始めたら、硬化時間との勝負。硬化が始まるまでにすべてを済ませなくてはならないので準備は抜かりなく・・・。 | |
カーボンクロスと同様に中に入れるハニカムも準備。アンダーカウルにハニカムを入れるのもMeister初の試み。ちなみに、使用したハニカムは3mm厚のアラミドハニカム。とっても高価です。 | |
午後8時。迫りくる嵐を予期してか、人力飛行機部門のメンバーが早々に倉庫を後にする。人がはけてきた所で、いよいよ戦闘開始!! |