Making of Leidenschaft98 Part7

'98 Leidenschaft製作リポート - エポ2大作戦 -さよならするのはつらいけど-

5月30日2020時、空力班の存亡を賭けた史上最大の作戦が始まった。空力班の運命や如何に!? そして、意外な結末とは・・・?
 「エポ2大作戦 '98」のはじまりはじまり。

[an error occurred while processing this directive]  バイトを終えて、遅れて登場の代表・榎本。×××のツナギに鈴鹿のTシャツ、ねじり鉢巻、完・全・武・装!!
 ・・・あれ?手袋は?
 各自、緊張な面持ちで装備を固める。今回、積層に使用するエポキシ樹脂は健康上よろしくない物質なので、手につかないように注意、注意。
 そして、作戦本部長・林により作戦内容が戦闘員に説明される。・・・・・・中島君、ちゃんと話し聞きなさいって。
 いよいよ、作戦開始。まずは、用意したエポキシ樹脂をローラーで雌型に塗って・・・
 カーボンクロスを置いていく。樹脂は部分ごとにあらかじめ使用量を計算しておき、それ以上は使用しないようにする。
 こちらは樹脂担当の徳田さん。決められた量の樹脂を硬化剤と混ぜて用意する。・・・どうしてしゃもじで混ぜるんだろう???
 端のほうは折り返すのでアルミローラーで念入りに脱泡を行う。
 クロスはこのようにあらかじめ別の場所で樹脂を染み込ませておくと便利。
 1層目のカーボンを積層し終えたら、あらかじめ切断しておいたハニカムを入れる。硬化が始まってしまうとハニカムとカーボンクロスがきちんと接着されないので、作業は迅速さを要求される。
 ハニカムを置いている間に別部隊が用意した3層目のカーボンクロスを置く。このあたりは人海戦術がきくMeisterの強みか。
 3層目のカーボンを積層し終えたら、真空引きの準備。穴あきフィルムを敷き詰めた上にチョップマットを敷く。真空ポンプもスタンバイ。
 ここまでで作戦開始から約3時間。徐々に樹脂の硬化が始まりつつあった。
 あらかじめ雌型の枠に張っておいたマスキングテープをはがし、そこにブチルゴムテープを張って最後のフィルムをかぶせていく。ここで少しでも穴があくとそこから空気が抜けてしまい、うまく引けないので細心の注意をはらう。
 準備OK、あとは真空ポンプを作動させるだけ。

 「・・・あれ、引いてないぞ・・・」
 27時30分、フィルムのふさぎぎれていなかった穴を丹念にふさぎ、最終兵器、200V版真空ポンプも作動させてなんとか作戦終了。
 それでもなお、どこからか空気が漏れているらしく、いまいち引きは甘かった。
 「果たして、無事に離型できるのか?」主任・林は一抹の不安を覚えるのであった・・・。
To be continued...

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